広告するほど、何かある。

最初に結論だけシンプルに書いておきます。

 

ホームページから弁護士を探すときの大原則は、

一見して過剰な宣伝を感じるページ、そこらじゅうに広告を出しているところは、信用しちゃダメです

ってことです。

 

宣伝や広告が敵だ、っていうわけじゃありません。

それは必要です。今までが少なすぎたと言えます。

けれども、現時点で、依頼者にとっての良い弁護士の探し方という意味でホームページや広告について考えた場合、やり過ぎているところには必ず、やり過ぎるくらいにやらなければならない理由があります。(10年後は、違っているかもしれませんが。)

※10年後は違っているかもと書いてから5年が経ちました。弁護士を巡るネット広告の状況はどんどん変わってきていますが、読み返しても、このサイトに書いている弁護士選びの基本は何も変わっていないと思います。どうぞご安心ください。

 

要するに、単純に仕事がなくて困っているか、あるいは、多額の広告費を投じてひたすら集客して数をこなすという考え方で法律事務所を経営しているか、どちらかであることがほとんどです。

 

そういう弁護士や法律事務所をあえて選ぶ理由は、ないはずです。

 

逆に、ホームページを全く持っていない弁護士、法律事務所は、その時点で避けられてしまっても仕方ないでしょうね。

ホームページがないことだけで断言はできないものの、ITやネット関係に著しく弱い弁護士かもしれない、という疑いは受けてしまいます。最近の裁判では、事実調査や証拠収集において、ある程度のIT知識は必須ですから。

 

もっとも、ホームページは業者に任せきりということがほとんどだし、ホームページがあるから、あるいはホームページがよくできているからITに詳しいだろうなんて、あまり現実的な推測ではないんですが。

それなりによいホームページで、聞いてみたら「自分でホームページを作ってますよ」というような弁護士だったら、それなりに詳しいのは間違いないでしょうけど。

 

まぁ、少なくとも、ホームページで弁護士を探しているときに、わざわざホームページを持っていない弁護士を選ぶ必要は、ないでしょう。