Q:弁護士は「先生」? それとも「さん」?

結論:こだわりがないなら,「先生」をお勧めしておきます。

 

 

弁護士の名前を「さん」付けで呼ぶか,「先生」を付けて呼ぶかというお話です。

 

個人的には,これ,どーでもいいのですが。

気になさる方は気にされますね。

でも,わりと簡単な話だと思うんです。

 

みなさんが,病気でお医者さんに看てもらうとき,お医者さんをどう呼びますか?

お医者さんを「さん」付けで呼ぶという方は,「さん」付けで。

お医者さんを「先生」付けで呼ぶという方は,「先生」付けで。

それで十分です。

 

別に,弁護士が医者と同格だとか,そういうことではありません。

「弁護士」に対してどうしていいか分からないと思った方は,「専門家に意見を求める立場になったときに,普段の自分ならどうしているか」を,客観的に考え直してみればいいだけなんです。

「専門家」の代表格で,誰でも人生の中で一度は接した経験のあるはずの人が,お医者さんです。

なので,お医者さんに対してするのと同じようにすると考えておけば,それで十分なはずです。

 

まあ,(私も含めて)大多数の方は,お医者さんに対しては迷わず「先生」って呼ぶんじゃないかなと思いますので,「先生」と言っておけば無難ではないでしょうか。

 

もし,「さん」付けされて嫌な顔をする弁護士だとしたら,ちょっと心が狭い感じがしますね。

けど,いないとは言えません。

実際,ほとんどの方は弁護士を「先生」と呼んでいます。それが常識だと思っている人も,社会的には多いでしょう。

「さん」付けされて別に嫌ではないとしても,弁護士から見て「この方は社会経験が少ないかもしれない」と判断することは,もしかするとあるかもしれませんね。

 

 

個人的には,「さん」付けされるのと「先生」と呼ばれるのとで,依頼者の方との距離感は全く変わりません。先生と呼ばれて嬉しいことも,さん付けされて親しみを感じることも,あるいはその逆も,全くないですね。

お好きにどうぞ,と思います。